深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~



……莉香の声。


「あっ…り、莉香!?」


間違いない、小学校からずっと1番近くで聞いていた声だ。


出てくれた……


落ち着いたようないつもの
莉香の声がとてつもなく私にとっては
嬉しかった。



『用がないなら切るわよ?』


「あ…ううん!あのね…
やっぱり、ちゃんと話してほしいの」


莉香はやっぱりどこか
よそよそしくて。


私が怒らせたのかもしれないけれど
理由がわからないからどうしようもない。


『だから関係ないって言ってるでしょ?
余計な事に首…突っ込まないでよ…』


「っなんで……急にそんな態度とられても納得出来ないよっ!…呪いに関係してるなら
助けたい…力になりたいんだってば!」