莉香の一言に慌てて謝る私。
まさかそんな厳しく言われるなんて
思わなかったから少し驚いた。
別に、少しくらい休憩じゃないけど…
手を止めたっていいじゃない……
「はぁ…全くもう私達が呪いに巻き込まれてるって自覚はあるの!?」
そんな私の気持ちを無視するように
続ける莉香に智弘と恢斗も
ファイルから目を離し私達の方へ視線を向けた。
「まあまあ、莉香。そんなにカリカリすんなよ……ってか澪夜、指怪我したのか?」
「あぁ……ありがと、智弘。
別に大丈夫だよ」
智弘が私の心配をしてくれたのは
嬉しかった。少し近づけた気がして。
でも莉香の態度には傷つくものがある。
私、なにかしたかな…?
「あの…ごめんね、莉香……」
理由はわからないけど
怒らせてしまったなら謝ろうとそう言った
私に莉香は
