深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~




…頬にあたる朝の夏の生ぬるい風


1歩ずつ踏み出すたびにくしゃっと
しなしなになっていく無数の雑草


容赦なく照りつける大きな大きな
太陽は


まだ人の少ない魔莉乃村を
駆け抜ける私と莉香の姿を彩っている。


あの後私の言葉を聞いた莉香は
しばらく黙り込んでしまったけれど


その後俯いた顔を上げ
やっと小さく頷いてくれたのだ。


そして呪われし場所…
2日前…一昨日に踏み入り


もう行かないと心に決めたはずの場所へと
向かう。


体力がなくて
胸の苦しさをにわかに感じながら
私は自分の住む村の事を考えていた。


…前にも感じた事だけど
私のお母さんの名前、魔莉乃と


この生まれ育った村の名前、魔莉乃が


一緒の名前だということは
ただの偶然なのかな?


でも同じ名前なんて偶然で起こる?


それとも……これも、呪いに関する何かが
あるのだろうか…


呪いに携わってる以上、
こういった魔莉乃に関することに
とても敏感になっている私はそう感じた。


その件に関してはまた
家の隅々まで関係してる物を探すとしよう。