3人も入るか分からないけど、
もともと自分で言うのはあれだが


広い家だし…
きっと大丈夫だ。


木で出来ている
ドアをそっと開け、見慣れた自分の部屋へ
莉香と柚姫を招き入れる。


ピンクが中心の普通の部屋。


足を踏み入れた2人…特に柚姫は
初めて見るからか、きょろきょろと
目を輝かせて辺りを見回している。


「やっぱ広いね……しかも綺麗……ベットだけで3人入れそうだよぉ…」


柚姫の一言に莉香も
こくこくと頷く。


私自身は
ぬいぐるみが散乱してるし
机の上はほどよく紙くずなど
ゴミがあるこの部屋は


あんまり綺麗じゃないと思うんだけど。


「…そう?またまたぁ…柚姫は
お世辞が上手いんだから!」


にっと笑ってみせると柚姫を
押し倒してベットに2人で転がった。


途端に布団のふわふわとした
心地良さが襲う。


「きゃぁっ…なにするの澪夜ぉ…あはっ!」


子供のようにきゃっきゃと
はしゃぐ柚姫に
いたずら心が刺激されて


柚姫をくすぐりまくる。


2人で笑い合っていると
そこに莉香がダイブしてきた。