次々と当てはまる言葉と真実。
私は一目散に私のお母さんが神咲魔莉乃だった事を生存確認のメールも兼ねて
恢斗へ送信した。
1つだけだが…呪いの手がかりを掴めて
また1歩真実へ近づけた気がする。
夢に出てきた3人目の女の人の
『真実を見つけてほしい』っていう言葉が
1番私の中で引っかかっている。
トンネルの真実……
魔莉乃村の真実……
まだ分からないことだらけだ。
それでも、必死に生きるしかない
足掻くしかない。
そう決意して、私は2人にこう告げた。
「2人とも。絶対……死んじゃダメだからね、生きてね」
私の言葉を聞いた2人は
力強く
「うん」
そう頷いてくれた。
その答えにほっとする私。
うん。きっと大丈夫。
誰一人死なすことなく呪いを解くなんて
きっとすぐに出来る。
そう思った。
「…じゃあ、もう夜だし今日はここまでにしよう」
私はそう切り出すと、
スマホを取り出し宅配ピザを何枚か頼んだ。
数10分後、届いたピザで
空腹を満たした私達は
2階の私の部屋へ移動した。
