「あれ?徹平、その子煌翔の姫だよね?」



見たことのない男の人が3人ほど来た。



「元、姫な。」


『はじめまして。煌翔の元姫の浦河理帆です。徹平さんには病室で助けていただきました。』


「これはこれは、丁寧に自己紹介ありがとう。でもさ、煌翔のやつだから、徹平には近づかないでくれる?敵なのに図々しいんだよね。」



童顔の男が理帆に向かって言う。



「おい、奏汰!」



それを止めた人。



「何するんだよ!要!」




どうやら要と言うらしい。


そして、それを少し離れて静かに見ている男がいる。



「理帆、紹介する。この、うるさいのが女嫌いの奏汰(カナタ)だ。」