私はもう、あなた達に何をされても悲しいと感じないよ。 だって、奏真に蹴られたときが1番痛かったもの。 心も。体も。 黒板を消し終わると、先生が連絡をみんなに伝え、私を呼んで廊下へ出た。 「生活指導室でもいいか?」 『あ、はい。』 他の生徒達に聞かれることを気遣って、わざわざ防音完備の生活指導室に連れてきてくれた先生。 「俺は、教員の立場から言うと、何があったかみんなに聞かなければならない。でも、今聞かなければいけないのは浦河。お前の話だ。」 『なんで先生は私の話を先に?』