好きじゃなく…ない…?~素直になれないお姫様とドSな王子様

「でもまぁ…」


車を走らせているお母さんが呟く



「なに?」
下地をした肌にお粉をはたきながら聞き返す



「花蓮が一人暮らしなんてちょっとと寂しいなぁw」

「 やっと自立か!我が娘よ!とか言ってたじゃんw」



そう言いつつも、少し胸がきゅっとなった


そう、私は片道4時間かかる学校に通うことにした
だから、これからは1人でアパートに住む

今日だってこの日のために泊まったホテルから出てきた



お父さんと妹・弟達には昨日もうお別れをしちゃって、少し泣いちゃった…
不安も大きいけど、私のわがままを聞いてくれたお母さんとお父さんの為にも自分で選んだ道は頑張らなきゃ!



「お母さん」
「なにー?」
「ありがとうね」


変わり者のお母さんは少し友達みたいな所もあって、いろんな話を聞いてくれた



「うん、花蓮、頑張ってね」


少し目に溜まった熱いものを堪えて、新しい生活に胸を踊らせた