好きじゃなく…ない…?~素直になれないお姫様とドSな王子様



仕方なく資料を重ね合わせ始める


そう言えば翔くん遅いな…
まさか、声かけられる前に丁度帰っちゃったとか?!

そしたら独りじゃんか…










黙々と資料を重ねて作っていくと1時間近く経ってしまった


翔くん…こない…

資料…減らない…



「こんなのやってられるかぁぁぁぁ!」


頭を抱えて叫んだ時だった




「ぶはっwwww」




へ?




振り返ると、そこにはお腹を抱えて笑う翔くんがいた


「ちょっと〜!遅いよ翔くん!」

「ごめんごめん、テニス部の顧問の先生に呼ばれちゃっててさ。
ていうか、独り言あんな大きい人初めて見たよw 橘さんって面白いね」



翔くんは笑いすぎて涙が出ている


くそう… 一人寂しく真面目に仕事してた私にこの仕打ちとは…
しかも恥ずかしいとこ見られたし…




最悪だ






「資料、途中までやってくれてありがとうね?遅れちゃってごめん…」


いや、やっぱり最悪じゃないな

むしろラッキー?

この子犬のようにうるうるの瞳で謝る彼は本当に男子か?

可愛い…


「今度は可愛い? イケメンとか可愛いとかは好きな子に言うようにね」

「え?まさかまた…」

「声に出てたよw」





恥ずかしすぎて死にたい