ぼっちの俺に、青春ラブコメは難題すぎた。

あえてわざわざ表情には出すような恥ずかしいことはしないけど。


「おまえって、いつもつまらなそうな顔をしてるけど学校生活を過ごしていて楽しいとか嬉しいとかの感情を抱くことはあるのか?」


学校生活をしてるなかで俺が楽しいなんて感じる瞬間があると思ってるのか?この人は。


「もちろんありますよ。毎日、クラスメイトの話を教室の自分の席で聞いているのが俺の唯一の楽しみです」

こんなの真っ赤な嘘だ。


「嘘つけ。それに他人の話を聞いてるだけで楽しいとかどんな趣味の持ち主なんだよ、おまえ」


「先生は何を言ってるんですか?他人の話ほど面白いものなんてないじゃないですか。特に他人の失敗談なんて可笑しくて可笑しくてしょうがないですよ」


「よくもまあ……。そうゆう捻くれたことを淡々と真顔で言えるものだ。わたしが受け持つ生徒だけど、先生はおまえの人間性を疑うわ」

豊島先生は俺の言葉に呆れた顔を通り過ぎてどこか諦めたような顔をして言う。


「いやいや。先生には自分の人間性に関してどうこう言われたくないですよ。俺よりもネジ曲がった人間性の持ち主の先生には」


「おまえは先生のことどんな風に見てるんだ?」


「そうですね……。あえてここで一例を上げるとしたら、目の前に迷子の3歳くらいの小さな子供が泣いていてもその泣いてる子を無視したあげくにその子を睨んで立ち去り様に舌打ちをして……」

「最低すぎるだろう!おまえの中のわたしの人間性。親からはぐれて迷子になってる子に睨んで舌打ちまでする大人なんて居るわけないだろう」

居ないと思いたい気持ちはわかりますが世の中には、いますよ。
そうゆう芯からネジ曲がった神経を持つ人間が。