潰れたカ所から何匹ものウジムシが這い出て来る。


あぁ。


やっぱりダメだったのか。


「大丈夫よ、あたしは平気」


美咲の声が頭の中に直接聞こえて来たが、ボクはそれを遮断した。


美咲との妄想はもう終わりだ。


潰れてグシャグシャになった彼女なんて、ボクはいらない。