無我夢中で走った私は、気付くと知らない場所にいた。 (多分学校の敷地内だとは思うんだけど…) 久々の全力疾走で上がった息を整えるため、とりあえず近くの階段に座り込んだ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 しばらくして心臓のリズムが元に戻ったとき、私はことの重大さに気付いたのだった。