僅かに触れる肩や、腕。
ふざけてじゃれあう時に、間近に迫るその髪に、顔に。
一体どれほどオレのココロは破裂しそうだったことか。
タカ、キミにわかる?このやり切れない気持ちが。
毎回、オンナにふられたり喧嘩したりする度。
慰めるオレの本音は……。
キミの笑顔を望んではいるけれど、その反面で不幸を願う自分がいるんだよ。
オレ以外のヤツと仲良くしてる姿を見てるだけで、胸が痛くなるんだ。
その笑顔はオレのもの。
その笑い声はオレのため。
その手も、足も、肩も、胸も……。
全部。
オレのものになればいいのに。
そんな妄想を抱くオレは嫌われるだろうな。
きっと笑いとばすよな。
それとも…嫌悪した目でオレを見るかな。



