「――また来年も頼んだぞ」


あぁ…もうお別れの時。


悲しいけれどキミにまた会える日まで。


涙は流さない。必ず来年会えると信じてるから―――。


ゆっくりと扉が閉じられる。
暗闇の中、またキミのその綺麗な指がこの扉を開けてくれるのを夢見て。


しばらく眠ろう―――。