コーダの唇は柔らかかった。


開き直ったのか、コーダのキスは容赦ない。


(初めてでコレかよ…相当だな)


「…っん」


余りの激しさにアマタは息継ぎをした。図らずも声が漏れてしまった。


自分で自分の声に恥ずかしくなる。


すると束の間、コーダが唇を離してニッと笑みを浮かべた。


「案外イイ声でるじゃん、アマタ」


「っ!!大人をからかうなっ!…って、う…んっ!」


再びコーダの唇で言葉を遮られる。


今度は僅かにひらいていた唇の間からコーダの温かい舌が侵入してくる。


口の中で動き回るその動きに翻弄され、アマタの思考はストップ。


そこからはもう、されるがまま―――。







数分後。


「…っはぁ!あぁ!」


ようやく解放された口でアマタは大きく空気を吸い込んだ。


そしてぼーっとした目で目の前で平然としているコーダを見た。


「…コーダ、お前…相当な女ったらしになれるぞ……」


「そう?別に俺、女とか興味ねぇし」


そう言って笑いながらペロリと舌を出し唇を舐めた。


「ごちそうさま」





小悪魔が一匹………。





     《END》


本編の内容とはまっっったく関係ありません!
そこんとこよろしく・笑

お粗末様でした(*u_u)