花岡4姉妹の恋愛日記

「その服、初めて見た。


似合ってる。」


柊斗が私の格好を見て言った。


花柄の白いワンピース。


大学1年生の宇実さんと冬美と3人で出かけて、1着ずつ洋服を買ってくれた。


「ありがとっ。


私の入学祝いに親戚のお姉さんが買ってくれたの。」


「あれ?アキちゃん?」


へ?


後ろから声が…。


「って、宇実さん!?」


後ろに立っていたのは今話していた宇実さんだった。


「やっほ〜!


ちょうど通りかかったからよってみようと思ったんだけど…これから出かけるんだ?」


「は、はい…すみませんっ。」


生憎、夏凜も出かけたし、春香と冬美は学校。


家には誰もいない。


せっかく来てもらったのに申し訳ない…。