「あ、夏凜、今日帰り早いよね?


鍵持ってって!」


「はぁい」


「こらっ!春香!はやく来なさいっ!


今日から学校だよ!!」


もう!私が朝から声張り上げなきゃいけないじゃん!


「あ、アキ姉、あたし、今日友達ん家遊びに行くから。」


夏凜がご飯を口に運びながら言った。


「えー、そーなの?お昼は?」


「食べてから行く。」


「そ。私も1回家に戻ってくるけど…一応、作ってあるから食べて。」


コクっと夏凜が頷く。


「冬美も、お昼食べてから行こ。」