花火をしている時、黒い人の形をした奇妙な物体を見たと言ったが、実は同じようなものを家の中で見たことがある。


廊下の角からひょこっと半分だけ顔らしきものを出して私を見ている黒い物体…


怖かった。叫ぶことも助けを呼ぶこともできなかった。

ただその物体を見つめていた。



そして我に返った時、やっとその場から逃げることができた。