壱夜くんの言葉が、優しい気持ちが、私の心に温かい光を灯してくれた。


壱夜くんのおかげで、ずっと堪えていた涙を流すことができた。


寄り添ってくれて、ありがとう。


加速する鼓動の音が全身を震わせた。


焦らずに少しずつ、壱夜くんと距離を近付けていこうって思ってきたけど、もう無理。


心の中に留めておけないぐらい“好き”が大きく膨れあがってる。


友達を卒業して、その先に進みたい。


だから、決めた。


壱夜くんに告白する。


自分の気持ちをちゃんと伝えるんだ。


答えはNOかもしれない。


でも、YESかもしれない。


どっちの言葉が返ってくるか分からないけど、両想いになれる可能性は決してゼロじゃないと思うから。


私らしく、後悔しないようにぶつかっていこう。


「頑張るぞ!」


透きとおるような綺麗な青空を見上げて、気合いを入れた。