「……月、姫の家に行ってみない?」 姫の? 様子でも見に行くのだろうか、 でも、私は 「…………いかない、」 私が行ったところで何の解決にもならないだろう なにわともあれ、原因というか、きっかけと言うか…… とりあえず、月華の日常を壊したのはこの私なのだから 「……そっか。 じゃあ、私だけで行くね!」 詩乃はソファから立ち上がる 「送ってく」 詩乃が立ち上がったのと同時に翔馬も立ち上がる