+ヴァンパイア執事+

「まあいいわ」

と肩をすくめる。

「今日の放課後にはバフィがすべて解決する。犯人には気の毒だけど、私にケンカ売ったんだもの、死ぬほど後悔させてあげるわ」

「るなぴー、怖ぁい」

「女王君臨?」

きゃあーとふざけた声をあげる美香、悪い冗談をかます右京。

女王ときましたか……。

やれやれ、アンタ達はおもしろいわよ。

バフィがいったいどれほどすごいか、本当の本当はわかってないんだから。

だからその冗談、乗ってあげる。

「そうよぉ、私にかかれば不可能なんてないわ。任せなさい、バフィのご主人様である私に」

ちなみにあとから、

「すごいのはるなぴーじゃなくて、バフィさんってことだよねー?」

そんなことを言ってきた美香に、私は満面の笑みでこう返してやった。

「お黙りなさぁいマシュマロ姫? 火炙りにするわよぅ?」