「ズルがしっこいぞ。加藤! そんな卑怯で卑劣なてを使うなんて。しかしお前の言っている事には逆らえられない。くそっ!? また撃沈か! ハー」 
 しゅんすけは勝利宣言をした直後思わぬ不意打ちにより撃沈されまたもや白旗を降る事になってしまう。この時しゅんすけは自分の宣言した勝利に恥をかかせてしまったことに憐れみの気持ちで心が張り裂けそうなっていた。そうすると・・・
 「おはよう! 諸君 今日も幼い顔をしているな。私の恋人候補はいないのか? 全く、早く大人になってくれよ。 男子生徒諸君!」
  しゅんすけがいる2のBの階段側にある戸が思いっきり開く。その時の音は腰爺の時よりは優しいが並の人の開け方ではない。
 そうするとその戸から一人の色気のある大人の女性が入ってくる。その女性は教師と見れる。しかし教師では言ってはいけないような事を淡々と口走るのであった。
 「おっ なんだ 竹嶋。さっきからお前から視線を感じるが私の良さにやっと気づいてしまったのか。でもごめんな。私に追いつくには最初に戦闘訓練で私に勝つ事だね。はははは」
 そうするとその女性教師はしゅんすけの視線を感じちょっかいを出し始める。しかしその女性教師はおかしな事を言い始めた。しゅんすけはどんな競技でも驚異の結果を出している。
 なので戦闘訓練でも相当な実力を見せている。だから教師とは言え負けるはずがないのだが女性教師は自分に勝利できないような物言いぶりをしゅんすけにした。
 「いや! 先生、俺は先生の良さに気づいたんじゃなくてすばらしさに気付いたのです。それに先生ごときなら指一本だけで勝てますよ。しかしそれでは先生のプライドが傷ついてしまうので千分の一ぐらいぐらいしか出せていません。すいませ!」
 しゅんすけが女性教師のちょっかいに便乗して挑発行為を始め最後の言葉に到達してしまった時女性教師が我慢の限界に達してしまいしゅんすけが話している最中に割って入った。
 「おい 竹嶋! 貴様は私の逆鱗に触れてしまったね。 よし! じゃー 貴様は私とこの後勝負しろ。一分の一の力でだ。私も制御を解放し戦ってやる。」
 しゅんすけがいる学校は剣士銃士守護士などいろいろな分野の戦闘者を育てる学校、学校カテゴリーは『戦闘』でありキコウの中では最高峰の学校。その名は『五戦戦闘学園』。
 名前の由来は昔の戦争で五戦学園からの代表が敵国との戦闘で英雄並の力を発揮したため『五戦戦闘学園』と呼ばれている。それから五戦戦闘学園は戦闘を売りに色々な分野で有名になっていったとされている。それに五戦戦闘学園からは軍人エリートが出ている。だからしゅんすけが軍人ごっこをするのはおかしくはないのだが彼らも年頃の男の子なためダサいことは出来るだけ避けたいたのだ。 
 しかし戦闘が学園の名前に入っている以上戦闘訓練も必須であり戦闘も殺人を起こさなきゃ自由なのだ。
 「俺は指一本でしかいや指の風圧だけで倒します。先生」
 そうするとしゅんすけは手を拳にして薬指を立てた。しかしその意味は先生への侮辱ではなく使う指を立てているだけだ。薬指はしゅんすけの中では特殊で弱い指なのだ。 
 訳は分からないが生まれた頃から薬指に力が入らなく少しだが曲がっている。
 「おい 竹嶋! 貴様は毎度私を舐めすぎだ。確かに貴様は私に毎度の事負けているがそれは貴様が動かないだけで本気を出せば足元どころか地球の反対側に行ってもダメぐらいだ。しかし・・・私も本気を出せば地球の半分ぐらいまでは到達できるから。。。。。身構えておけ!!!!」
 しゅんすけは温厚な性格ながら戦いとなると人格が変わってしまう。言葉攻めでは負けるしゅんすけだが今の所しゅんすけが攻撃宣言をして勝てた者はいなかった。 
                                   ・・・・
「わかりました。待っています。僕も地球の半分地点ぐらいまで行って。。 有馬先生」
 しゅんすけは勝利宣言をされた後、女性教師の名前『有馬』をゆっくりと一語一句はっきりと初めて言い放ち有馬の方向に顔を向け目を目一杯開き舌を出し口の端を釣り上げ口を大きく開き笑い始めた。 
 「戦闘システムの使用の教師の名を用いて許可する。戦闘試練者 有馬 マキと挑戦者 
 竹嶋 しゅんすけ。両者 戦闘体勢に入り戦闘を開始せよ。」 
 そうするとクラスの後ろ側、図書室側の階段側の戸、しゅんすけが駆けて来た方の戸から一人の男性が入ってきた。