宮部はそのままデスクへと戻ってくるとコーヒーを啜りながらテレビをつけた。


まだ時刻も6時というだけあってどこもニュース関連の番組しかやっていない。


「そういや、戸丸さんの時も報道されたっけ。」


そう呟きマグカップをデスクに置くと宮部はシャワーを浴びにいった。


冬の寒い朝の熱いシャワーはなんとも心地よく頭をスッキリさせてくれる。


全身から昨日の疲れが流れ落ちていくようだ。


浴室内は熱いシャワーから出る湯気でいつも以上に辺りを白く染めている。