詩・短歌・俳句・川柳
完

- 作品番号
- 1435463
- 最終更新
- 2017/06/01
- 総文字数
- 1,364
- ページ数
- 2ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 246
- いいね数
- 0
それについて私が語れるのはこんな程度でしかない
大人になった今も
あの時と大してかわらない
だけどこの思いをしまい込まず
どこかに書き残しておきたくて
2017.6.1 完結
この作品のレビュー
人と人には出会いがあります。そして、人と人には必ず別れがあります。 涙の別れ、無言の別れ、突然の別れ。 いろんな別れの中で、一番きついのが永遠の別れです。一番辛い別れです。 時が悲しみを風化してくれるまで、じっと待つ。そんな心にそっと寄り添ってみたいと思います。 たとえ、15歳で時が止まったとしても…。
人と人には出会いがあります。そして、人と人には必ず別れがあります。
涙の別れ、無言の別れ、突然の別れ。
いろんな別れの中で、一番きついのが永遠の別れです。一番辛い別れです。
時が悲しみを風化してくれるまで、じっと待つ。そんな心にそっと寄り添ってみたいと思います。
たとえ、15歳で時が止まったとしても…。
目から流れる水のようなものは
ただあの頃はつらくてつらくて
ただ流しているだけで自分が楽になる気がして
でもその水のようなものが
月日が経つにつれて熱くなり
その熱くなった分だけ虚しさと苦しさが増えたようになるけれど
その分あの人を忘れてない証拠だし
心にいつもあの人がいて
後悔なんて山のようにあるけれど
時間は戻せないけれど
きっとあの人は彼女を見て笑っていると思う。
突然に目の前から消えてしまったあの人
いつの日か想い出になりますように。
熱く流れる水のようなものが
いつの日か枯れますように。
またね。
病気であろうが事故であろうが、他のどんな理由であろうとも、親しい人を突然亡くすというのは大きな傷を心に負う。何故、どうして、あの人が、と。
病気なら諦めもつく。事故なら怒りをぶつける先がある。しかし死の理由が分からない場合、残された者は気持ちをぶつける先がなく、最終的に自分を責めてしまう。自分に何か出来たのではないか、予兆はなかったか、あの時こうしていれば。その人の存在が大きければ大きいほど、矛先を失った感情は体内で燻り続けるのだ。
私にも同じような経験がある。
止められなかった。
生身での交流を失った代わりに、彼は私の中で生き続ける。私が後悔を抱えることによって、永遠に。
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