「遼わたしまだ遼のこと好き」


「サヤ…」

後夜祭が始まった時

俺はサヤ…元カノに告白されていた。



「遼…お願いもう一回私と」

「俺は、麗生のことが好きだ」

「っ…」

「ごめんな」

「遼…なんでいいじゃない
付き合おう」

「だから…」

ぐいっ

突然サヤに袖を掴まれ




キス、された。


ガラッ


タイミング悪く扉があいた。


「遼…先輩?」

「麗生…?」


麗生が、いた。


驚いた顔で


こっちを見ていた。


「遼?続きしようよ」


こいつ…………


麗生は涙を流して


走っていった


「麗生!!!」

慌てて追いかけようとするけど

ぎゅっ。

「サヤ…離せよ」

「やだ」

「お願いだから…」

「やだ」

麗生………


ごめん…………