12の宝玉

「「えぇーーーー!!!」」
ビクッ!!
予想外のライブラの自己紹介にビックリして大声を出したため、ライブラもその声に驚きますます身を固くしてしまいました。

「あなた、魔石の守護獣だったの?」

「はい・・・。」

「じゃあ、私たちと一緒に行きましょう?」

「リオ!?」

「・・・・・・」
いきなりの提案に傍にいたクロムは目を見開いて驚き、リオを無言で見つめていたライブラでしたが・・・静かに首を横に振りました。

「ご提案は嬉しいのですが・・・わたくしは・・・行けません・・・。」

「どうして?そうか!魔石に私が認められてないからね、祭壇があるんでしょう?案内して?」
その言葉を聞いて、ライブラは木の陰から姿を見せ、真正面からリオとクロムを見ました。

「・・・いいえ、たとえ・・たとえ・・リオさんがガーネットに認められても・・・わたくしは・・・」

「ライブラ・・・?」

「帰ってください・・・。そして・・もう・・・ここには、来ないでください・・・。」
ライブラが手をかざすと・・・風で舞い上がった花弁がリオとクロムの目をふさぎ、次の瞬間には最初にいた花畑に戻っていました。


「あ、あれ?」

「ここ・・・最初の花畑?」

「ライブラは?」

「・・・いなくなった・・・違うか、追い出されたんだね。」

「追い出された?」

「足を踏み入れてはいけない場所だったのかな?」

「ライラックの花畑が?」

「可能性だけどね・・・。」
その夜・・・テントの中で、黄玉とフラワーにライラックの花畑で魔石ガーネットの守護獣ライブラに会った事、そして誘いを断られたことを話しました。

「そんなことがあったの」

「うん・・・。どうして一緒に行けないのかな?」

「きっと何か理由があるんじゃないの?」

「理由って?」

「分かんないけど・・・」

「ライブラはなんて?」

「私がガーネットに認められても行けないって。」

「リオさぁ~、ちゃんとライブラの話も聞いたの?」
床に寝そべりながら話を聞いていたフラワーが疑問をリオに投げかけた。

「ライブラのはなし?」

「私たちはリオが魔石を集めたいのか知ってるわ」

「魔石は確かに話さないけどさぁ~」

「守護獣は・・・僕たちはちゃんと話せるし、意志もあるんだよ?」

「当たり前じゃない!!」

「「「・・・・・・。」」」

「・・・・!!!」
3人の目から見つめられ、考えた結果・・・リオは何かに気づいた・・・。

「私・・・自分の意見ばかりで、ライブラの話を聞いてあげてなかった・・・。」

「わかってくれたぁ~?」

「うん・・・。もう1回ライブラと話してくる!今度はちゃんとライブラの意見を聞いて話し合いたい!!」

「リオ・・・」

「もう来ないでって・・・言われたんだけどね・・・」