[ Rui side ] 「話すことはありません。失礼します。」 そう言って図書館の中へ戻ってしまった こと。 「まぁ、無理もないか… にしてもどーすっかなぁ…」 白くて大きくて無機質な建物を見上げる。 正直、俺には時間が無い。 かといって追いかける手段もないし。 ここから出れないし。 しょうがない、明日。 また明日、君が来たら。