妖怪暮らしは憂鬱

「ご、ごめんなさいーーー!今、出ます!」




露天風呂から上がり急いで戻る事に







なんて、恥ずかしいんだろ…確認しておけばよかった






よりによってこの性悪狐に出くわすなんて





「おい、ちょっと待て」




歩いている私の腕を掴んで私ははっと彼を見た







「な、なに?……まだ文句でも?…馬鹿でも変態でも幾らでも言って罵っても構いませんけど」






この人嫌い





なによ、まだ文句あるっての?









人間が嫌いだからって……








「…ちッ、来い」







舌打ちして私を強引に連れて行く






ちょっ、はいいい!?!







行かされたのは露天風呂にぽつりと置いてある岩の影







「隠れてろ」




そう彼は言って手に持っていた別のタオルを私の頭に被せた








ち、近いんだけど……え、なにこれ







本当に漫画的なシュチュエーション…







…熱いし近いし、、色々ドキドキしちゃって困るんです…







がらがらっ






「や~、今日は疲れたなー。」



「なんか今回お客さん多くてびっくり」



「確かに、忙しかったな~」




…むむ…。





3人組の妖怪がお風呂に入ってきた







たわいも無い会話をしつつシャワーで体を流している







…なんて事。これじゃ出られないじゃん






「……って、近い!ちょっと離れてよっ!」






隠してくれてるのは嬉しいけど近いんだよ!







こんなイケメンの男の人が間近に居るなんて、私は耐えれないーー!