妖怪暮らしは憂鬱

私は疲れきってしまってへたりと座り込んだ





「もう無理ーー、」






そう駄々をこねた子供みたいになっていた







その時小人の足は止まって指を指した









私は指先の方を見て「やっと…ついた」








と安堵した










ゆっくりと立ち上がり暖簾(のれん)の前に









“ゆ”と言う文字が描かれており








小人にお礼を言うと早く入りたいという気持ちが高まって勢いよく中に入った








……小人の指先した方向が違うというのに