妖怪暮らしは憂鬱

「猫を追ってていつの間にかあの二匹がいて…そしたら周りは霧の中でした」










…本当にいつの間にか。地獄みたいな所に一瞬で入ってしまったかの様






どうして私がこんな目に合わなきゃいけないの?








帰りたい、お母さん…夏芽に会いたいの








「…ふむ、誰かが仕組んだ事なのかも知れぬ。」







「なん……だと?」








一切動かず喋ら無かった狠はその言葉にぴくりと反応した







「人間の世界からこちらまで来れば“迷いの空間”に入るのは当たり前だが。








…第一その道を開けるにしろ上からの許可が無ければ開けられるまい。なのに、開いたと言うのか」









「…許可取るのって厳しいんですか?…って、妖怪も人間の世界に来ることあるんですか??」






開けることが出来るってことはやっぱり人間の所に来てるってことだよね…










「ああ、許可が降りるのは上の進級での研修かよっぽどの事が無ければ開けら無いのじゃ。




研修での訪問が多い、人間の姿に成るのが目標でそれを鍛えておる」







…上の方ってとても大変なんだね…