妖怪暮らしは憂鬱

「此処に居る全ては妖怪、紫苑が入ってきたのは…とても問題なのじゃ」






…確かにそうだよね、妖怪唯一の世界に来ちゃって邪魔しちゃってるし。






きゃーきゃー叫んでこわいのなんのと言って彼女達を恐れちゃって…







本当にいい人達なのに。…昨日の軽い怪我まで手当してもらっちゃって








ちらりと自分の太ももに目をやり申し訳なさそうに








……って、あれ…私、名前教えたっけ?










「あの…私、名前教えましたっけ?」












「ああ…これ、名前が書いてあったからの?」











そう言って取り出されたのは私の学生証










「あ、学生証。ポケットの中に入れてたんだ」










彼女から受け取ると私は浴衣の懐に仕舞った