妖怪暮らしは憂鬱

「食べないのぉ~?」








ちょんちょんと私の浴衣の裾を引っ張って訪ねてくる一人の妖怪










………か、可愛い。










私は1人っ子だから、妹や弟みたいで可愛すぎる!!








「で、でも…。毒とか入ってたら」









「ふふ、毒なんて仕込んでないよ~う」








私の質問に何人かの小人はケラケラと笑い出す







………毒入ってないの?







可愛い小人だと信じちゃう







味見程度で煮物に手を伸ばし口にする








「……お、美味しい」







「でしょ~でしょ~」





小人達は浴衣の裾や袖をヒラヒラさせながら
飛び跳ねた







…美味しすぎるよ!こんな美味しい煮物…持ち帰りたい








私は一口また一口と食べ進めてあっという間に空っぽにさせてしまった








こんなにもお腹すいてたんだ…私