「面白かったな!」



「そーだね!あそこのさ…」




2人でさっき乗ったやつの
感想を伝え合う。




「次は何乗りたい?」


昌樹くんが聞いてきてくれた。



「さっき私が決めたから、次は昌樹くんが決めていいよ!」



すると昌樹くんは

「奈留美ちゃんは怖いの大丈夫??」



「えっ…ものにもよるかな…?」


私は怖いのが苦手だった。

だけど、どうやら昌樹くんは
ホラーものが好きらしい…



「これなら歩かなくていいからまだ大丈夫じゃないかな?」



そう言ってホラーの中でも
お化け屋敷の中を
歩いたりするやつでは無いものを
昌樹くんがチョイスしてくれた。


”これだったら、なんとかなるかも”


私は、そう思いながらも
正直怖くて内心は震えていた。