チーンと音がなり、エレベーターが開き。 一つの玄関の前に立っていた。 何度来ても、想う大きな家……。 インターホンを鳴らして、中に入った。 『こんばんは!』 と声を揃えて言うと…ドタバタと足音が聞こえ、 「葵・美夏、来てくれてありがとう♪」 と言いながら抱きついてきたひな。 『ひな!?』 それには、二人は当然驚いていた。 だって、2週間前ぐらいのひなとは思えないほど 元気だったから……。