「着いたー♪」
元気良く車から降りるひな。


「夏樹~早く〜」
先を歩いていたひなが俺が来てないことに気づき俺を呼ぶ。


「今行くー!」
荷物を持ち、走ってひなの元に行く。


入り口付近にあるチケット売り場で大人一枚と高校生一枚を買って水族館の中に入った。


少し薄暗く、肌寒い感じだった。


「ひな、これ着てろ!」
中が寒いと予想していた俺はあらかじめ上着を二着持ってきていた。(自分のとひなの)


「あ、ありがとう夏樹」
上着を受け取り羽織るひな。