「ごちそうさま…」 食べた食器を流し台に持って行く。 「雫、そこにお粥あるから…ひなに持っててくれる?」 「うん…」 オボンに小さな鍋と取り皿をのせてひーちゃんの部屋に行く。 中に入ると、ベッドに座っているひーちゃんの姿があった。 「ひーちゃん!」 オボンを机の上に置き、ひーちゃんの横に座った。 「どうしたのひーちゃん?」 「しーちゃん~ヒックヒック」 肩を上下に揺らし泣いていた。 そしたら急に僕に抱きついてきた。