「……いや、別に。先行くから」






「えっ、るい君!?せっかく会えたから一緒に行こーよー!」






「朝から五月蝿い。じゃ」









「あっ……。」






一人で長い脚を動かしスタスタと階段を上って行くるい君。







今日もだめかぁ〜〜。






いつもいつもるい君は冷たい。






だけど本当はとても優しくて、心の底から冷たい訳じゃない。






そのことを知っている私はるい君が大好き!!