「藤堂さんが、コブが……っ」 「大丈夫大丈夫、慣れてるから!」 いやいやいや、拳骨を貰うことに慣れちゃダメでしょ。 心の中で突っ込んでいると、突然何かを口に入れられた。 「!?!?」 驚いて口の中身を出そうとしたら、藤堂さんに止められる。 「出さないで!怪しいものじゃないから!」 「怪しくないって……あ、甘い」 ふと、口の中に優しい甘さが広がった。