アオイロノヒマワリ ―咲―

side 沖田



「まったく平助も何であんな体で卒倒するかな……」





俺は引き摺ってきた平助を風当たりのいい場所に置くと、平助の鼻から出る血を止めるように紙を突っ込む。






そして、いつまでも起きない平助の頬を叩いた。




「平助、いい加減起きて」




何回か叩くと平助は目を開けた。





「総司……?あれ、何で俺鼻栓してんの?」




「あの子の半裸見て卒倒したんだよ、君は」




そう言えば、少し前のことを思い出してゆでダコのように真っ赤になった。