「~~~~!この話はどうでも良い!ゴホン、話を戻す!」 土方さんは彼らの視線をあしらうと、気を取り直したように咳払いをした。 「で、てめぇは未来から来たというわけか?」 「はい」 「証拠は?」 疑いの眼差しを全力で向けてくる土方さんに、私は唯一何をしても手放さなかった巾着を出した。 中には財布やスマホ、ハンカチや常備薬やリップを入れた小さめのポーチが入っている。 とりあえず、中身を見せるか……。