アオイロノヒマワリ ―咲―



「あ!向井ちゃん!」




涙でにじみそうになる視界に、パアッと顔色を明るくする平助君が映った。




「日葵!」




「向井さん!」




平助君を始め原田さん達がわらわらと近付いてきて、その波に私は埋もれそうになる。




「わっ……とっと……」




「向井ちゃーん!心配したよー!」




「へ、平助君!?」




私に抱きついて頬擦りをしてくる平助君。




さ、さすがにこれは……。