私は欄干から立ち上がると、目の前の数人の男たちを睨む。 「私は新選組とは無関係です」 確かにお世話にはなっていたけど、今は違う。 すると、目の前に刀の切っ先が向けられた。 「嘘を申すな。お前が昼間新選組と共にいるところをこの目で見ている」 「……っ!」 原田さん達と一緒にいるところを見られてたんだ……。 言い逃れできなくなり、唇を噛む。