「この子が新選組にいると邪魔なんだよね」




冷たい目で睨まれて私は絶句する。




彼に冷たい目を向けられるのは慣れている。




でも……。




「そ、総司!お前、何てこと──」





「僕は事実を言ったまでです。戦えない、自分の身も守れない子が新選組の特にはならない。足手まといなだけです」





沖田さんの歯に衣着せぬ言い方に、原田さんが彼に掴みかかる。




今にも殴ってしまいそうな勢いの原田さんを斎藤さんが止めた。