「日葵の幼なじみの真宮祥成です。日葵が世話になってます」 沖田さんの表情に怯えながらも祥成は頭を下げる。 「ふーん。じゃあ、この子のこと引き取ってよ」 「「は?」」 突拍子もない沖田さんの言葉に祥成だけでなく、私も動揺してしまう。 沖田さん、今なんて……。 「この子が新選組にいると邪魔なんだよね」 沖田さんの冷たい視線が私を捕らえた。