「ん……」 小さく呻いた彼はゆっくりと目を開ける。 そして、私の姿に眉をひそめる。 「何故君がいるの……?平助は……?」 「平助君に沖田さんが熱を出したと聞いて。平助君も怪我人なので私が代わりに来ました」 「あれほど見つかるなって言ったのに……」 沖田さんはため息を吐くと、身体を起こそうとする。 「ダメです!寝ててください!」 そんな彼の肩を掴んで布団に無理矢理寝かせた。