アオイロノヒマワリ ―咲―



「ダメだよ!風邪だったらうつっちゃう!」




「それは平助君も同じ。大丈夫、私身体は頑丈だから」





「うーん」




「平助君」




「……分かったよ。でも、何かあったらすぐに言ってね」




平助君は渋々私に桶を渡してきた。




沖田さんが心配なのは分かるけど、平助君も怪我人なんだから大人しくしていてほしい。




私は平助君が部屋に戻るのを見届けると、沖田さんの部屋に向かった。