「その前にさ、怪我人に寝てろ言ってるわりに俺に荷物持たせてるのは何で!?怪我人を労ってよ!」




「てめぇが来んなって言ってんのに勝手についてきたんだろうが。全部人のせいにすんじゃねぇ」




土方さんは眉間にシワを寄せながら平助君を睨む。




午後になってから「出掛けるからついてこい」と土方さんに言われた私に対し、平助君は出掛ける私達を見つけてついてきた感じだ。




で、出掛けるついでに今更ながら私の日用品一式を揃えたことで夕方になり、祭囃子が聞こえたから「祭りだー」ってなったらしい。





平助君(荷物持ち)の中だけでだけど。