「向井!総司!」 向井は俺の姿を見つけて安心したのか、その場にへたりこんだ。 「無事か!?」 急いで駆け寄って、二人の様子を見る。 「私は無傷です。でも、沖田さんが……」 向井の肩に寄り掛かっている総司は気を失っているらしく、目を閉じていた。 でも、総司は無傷なはずなのに、口の周りにはべっとりと血がついていた。 「総司は血を吐いたのか?」 俺の問いに、向井はコクリと頷く。