「斬られたのか?」 「うん。でも、他は無傷」 にかっと笑う平助に止血用の手拭いを渡し、周りを見る。 周りには浪士の骸が転がっているが、総司達の姿はない。 あの二人、一体何処にいやがるんだ? 「土方さん」 ふと、女の声がした。 声がした方を見れば、自分よりも背の高い総司に肩を貸しながら歩く向井がいた。