「近藤勇……。噂に違わぬ誠実な男だ」 「っ!?」 横を通る際に聞こえた言葉。 俺はとっさに刀に手をかけると、そいつを見た。 「てめぇは……」 そいつは確かにうちの隊士の格好をしている。 が、そいつの顔は見過ごすわけにはいかないモノだった。 「桂小五郎……」 長州の過激派浪士の一人、桂小五郎。 そいつだった。